13.【状況対応リーダーシップ(SL)研修で学ぶ!~部下と信頼関係を築く方法~】1日コース

リーダーシップ研修

対象:管理職、監督職、人材育成担当者

あなたは、部下やメンバーに対してどのような指導を行っていますか?
その指導は、各メンバーの能力やモチベーションに応じた適切なリーダーシップと言えるでしょうか?
さらに、自らのリーダーシップスタイルを正確に把握し、改善すべき点や強みを理解していますか?

これらの質問に対する答えを導くために、効果的なリーダーシップスキルを習得するための研修があります。
本研修では、状況対応型リーダーシップ(Situational Leadership、以下SL)の理論を基に、部下やメンバーそれぞれの状況に応じた最適なリーダーシップの発揮方法を体系的に学びます。
受講者は、実際のケーススタディや自己診断を通じ、現場で即戦力となる柔軟な指導方法を身につけることができます。

研修の目的

❶ リーダーシップの考え方や定義を理解する

リーダーシップとは、ただ単に指示・命令を行うだけではなく、周りを巻き込みながら共通の目標に向かって組織全体を導く能力です。

  • 多様なリーダーシップモデル: リーダーシップには多様なタイプやモデルが存在しますが、本研修ではSLという理論を軸に、部下やメンバーの能力・モチベーション(開発レベル)に応じたコーチングや支援、さらには委任といった適合行動の選択方法を学びます。
  • 柔軟な対応力の習得: 具体的には、指示型・コーチ型・支援型・委任型の4つのリーダーシップスタイルを状況に合わせて使い分け、部下の成長を促すための具体的な手法を習得します。

❷ 自分自身のリーダーシップスタイルの理解

自分自身がどのリーダーシップスタイルを日常的に使用しているかを客観的に見つめ、強みや弱みを明確にすることは、成長への第一歩です。

  • 自己診断: 自己診断ツールやグループディスカッションを活用して、実際に自分がどのようなスタイルを採用しているのか、そしてそれが部下やメンバーにどう影響しているのかを分析します。
  • フィードバックによる改善: 自分自身の指導方法に対するフィードバックを受けることで、改善点や今後の成長に向けた具体的なアクションプランを策定する方法も学びます。

❸ 部下やメンバーの状況に応じたリーダーシップのあり方

各部下やメンバーは、能力、経験、そしてモチベーションの面で個々に違いがあります。同じ指導方法を全員に適用しても、最大限の効果は得られません。

  • 状況ごとの最適化: 部下の開発レベルに応じた適切なリーダーシップスタイルを選択することで、パフォーマンスや満足度、組織へのコミットメントを向上させる具体的な方法を学びます。
  • 実践事例の共有: 受講者同士で成功事例や失敗事例を共有し、どのようにして個別対応が成果に繋がったかを検証することで、日常の指導現場で活かせる知見を深めます。

カリキュラム概要

【午前セッション(9:00~12:00)】

  1. 組織活性化と人材育成の基盤
    • SS=MS+CS+ES: 組織成功のための要素(戦略、顧客満足、従業員満足)について理解を深め、「個」を最大限に活かす人材育成の時代に向けた基本概念を学びます。
    • 人材育成と組織活性化: 組織全体の活性化と人材育成の関係性、およびその具体的方法について、実例を交えながら解説します。
  2. 状況対応リーダーシップ(SL)の理論
    • 求められる資質とリーダー像: 効果的なリーダーに必要な資質や行動特性について学び、SLの基本理論に基づくリーダーシップの定義を明確化します。
    • 指示的行動と支援的行動: これらの基本行動のバランスについて、4つのリーダーシップスタイル(指示型、コーチ型、支援型、委任型)の詳細な特徴と適用場面を具体例を用いて検討します。

【午後セッション(13:00~17:00)】

  1. リーダーシップスタイル診断とケーススタディ
    • 自己診断: リーダーシップスタイル診断ツールを用い、自身のスタイルを把握。さらに、部下の開発レベルの意味を学び、診断結果に基づいて適した指導法を策定する方法を習得します。
    • ケーススタディ: 各種シナリオを題材に、実際にどのリーダーシップスタイルが最適かを判断する演習を行い、理論と実践のギャップを埋める具体的方法を検討します。
  2. 「状況対応リーダーシップ」の実践と応用
    • 個別対応の重要性: 部下やメンバー一人ひとりの状況に応じた柔軟な指導法を、実務でどう活かすかをグループディスカッションを通じて深めます。
    • 指導方策の組み合わせ: 部下の行動特性と開発レベルに基づいて、適切な「指示的行動」と「支援的行動」を組み合わせる具体的なアプローチと、その総まとめを行います。

まとめ

本研修は、あなた自身がどのようなリーダーシップを発揮しているかを客観的に理解し、部下やメンバーの状況に合わせた最適な指導法を身につけるための実践的なプログラムです。
SL理論を通じて、適切なリーダーシップスタイルの選択とその運用方法を学ぶことで、あなたの指導力は劇的に向上するでしょう。
自己診断とケーススタディを交えた演習により、現場で直ちに活用可能なリーダーシップスキルを習得し、組織全体の活性化や社員の成長に貢献できるリーダーへと進化するための第一歩を踏み出しましょう。

研修情報提供元 : 
JMI(株)日本マネジメント協会東部©
株式会社日本マネジメント協会(宮城県仙台市・東京都)|ビジネス研修・セミナー(DiSCディスク、FST、CNOSS) (jmi-e.co.jp)

タイトルとURLをコピーしました