36．【ロジカルシンキング研修～「考える力」と「伝える力」を同時に高め、仕事の質を一段引き上げる～】半日コース

ロジカルシンキングとは、物事を筋道立てて考える「論理的思考」のことです。
しかし、ビジネスの現場で本当に求められているのは、単に論理的に考えられることだけではありません。

自分の考えを、相手にとって理解しやすい形で伝えられるかどうか。
ここまで含めて、初めてロジカルシンキングは実務で力を発揮します。

たとえば、会議で意見を求められたとき。
報告書や提案書を作成するとき。
プレゼンテーションで相手を納得させたいとき。

「言いたいことはあるのに、うまく伝わらない」
「話が分かりにくいと言われてしまう」
こうした悩みの多くは、能力不足ではなく“思考の整理不足”から生まれています。

本研修では、ロジカルシンキングの基本から実践までを体系的に学び、
考える力と伝える力の両方を鍛えることで、
仕事の質とスピードを同時に高めることを目指します。

■ 研修の目的と学習ポイント

本研修は、以下の3つの目的に沿って構成されています。

現代のビジネスは、情報量が多く、変化も激しい時代です。
感覚や経験だけに頼った判断では、
✔ 説得力に欠ける
✔ 再現性が低い
✔ 周囲の納得を得にくい
といった課題が生じやすくなります。

研修では、次のポイントを整理します。

▶ 論理的思考が求められている社会的・組織的背景
▶ 論理的思考を身につけることで得られる具体的な効果
▶ 論理的に考えられる人に共通する思考習慣

「なぜ今、論理的思考なのか」を理解することで、学びへの納得感が高まります。

論理的に考える力は、センスではなく技術です。
正しい「型」を知り、繰り返し使うことで誰でも習得できます。

研修では、次の要素を体系的に学びます。

【基礎理解】
▷ 論理とは何か
▷ 演繹法・帰納法・因果関係

【構造化の技術】
▷ ピラミッド構造
▷ MECE（モレなく・ダブりなく）
▷ トップダウン思考

【応用手法】
▷ ロジックツリー
▷ フレームワーク
▷ 仮説思考

これにより、
「何から考えればいいかわからない」
「話があちこちに飛んでしまう」
といった状態から脱却できるようになります。

知識として理解するだけでは、現場では使えません。
本研修では、実務で再現できるレベルまで落とし込みます。

【問題解決の基本ステップ】
① 問題定義
② 仮説立案
③ 検証
④ 結論導出

さらに、考えた内容を「伝わる形」に変換するため、

✔ メッセージ構成
✔ 言葉の選び方
✔ 視覚資料の使い方
✔ 相手の立場を考えた伝達

を、グループワークやケーススタディを通じて体得します。
他者の視点に触れることで、自分の思考の癖にも気づけます。

本研修を受講することで、次のような変化が期待できます。

★ 自分の考えを短時間で整理できる
★ 話や資料の構成が明確になる
★ 説得力のある説明ができる
★ 問題解決のスピードと質が向上する

結果として、会議・報告・提案・プレゼンテーションなど、
あらゆるビジネスシーンでの成果につながります。

ロジカルシンキングが十分に身についていない場合、
本人は一生懸命説明しているつもりでも、次のような状況が起こりがちです。

⚠ 話の結論が見えず、相手が途中で混乱する
⚠ 情報を詰め込みすぎて、要点が伝わらない
⚠ 上司や顧客から「結局、何が言いたいの？」と言われる
⚠ 会議や打ち合わせが長引き、意思決定が遅れる

これらは能力や努力の問題ではなく、
考えを整理し、構造化する技術を学んでいないことが原因です。

ロジカルシンキングを身につけることで、
「話が分かりやすい人」「仕事ができる人」という評価につながり、
周囲とのコミュニケーションも驚くほどスムーズになります。

本研修は、次のような課題を感じている方に最適です。

◎ 自分の考えをうまく言語化できない方
◎ 報告・提案・説明の場面で説得力を高めたい方
◎ 会議やプレゼンで話が長くなりがちな方
◎ 問題解決を体系的に進めたい方
◎ 若手〜中堅社員の思考力を底上げしたい組織

論理的に考え、分かりやすく伝える力は、
職種・業界を問わず、すべてのビジネスパーソンに必要な基礎スキルです。

【1】なぜ「論理的思考」が求められているのか
・論理的思考が求められる背景
・論理的思考を習得することで生まれる効果

【2】論理的思考のためのツールと構造
・論理とは何か
・論理的思考に必要なツール
・ロジカルシンキングの基本原則と応用

【3】論理的思考によるコミュニケーション
・論理的なコミュニケーションとは
・相手を意識した伝え方
・資料作成・プレゼンテーションへの応用

【4】まとめ