23.【不確実な時代を生き抜くための「問題解決力」強化研修~複雑な課題に立ち向かうための思考法と実践スキル~】

問題解決力・思考法

仕事をしていると、大小さまざまな問題に直面します。 納期が迫る中でのトラブル、顧客からの予期せぬ要望、チーム内の意見対立、業務プロセスの非効率…。 こうした課題にどう向き合い、どう解決へ導くかは、ビジネスパーソンとしての成果や信頼を大きく左右します。

問題解決とは、現状と目標との間にあるギャップを埋めるための一連の活動です。 しかし、現実の問題は単純な正解があるわけではなく、多くの場合は複雑で、曖昧で、不確実な要素が絡み合っています。 そのため、柔軟性・論理性・創造性を兼ね備えた思考力が求められます。

この研修で身につくこと

本研修では、問題解決能力を高めるための基本スキルやツールを体系的に学びます。 さらに、クリティカルシンキング(批判的思考)ロジカルシンキング(論理的思考)といった思考法を鍛える方法を実践的に習得します。

仕事で成果を出すためには、問題解決力や思考力は欠かせません。 これらは生まれつき備わっているものではなく、訓練と経験によって磨かれるスキルです。 研修を通じて、日常業務で即活用できる考え方とやり方を身につけます。

研修の目的

❶ 問題解決能力が求められる背景を理解する

  • 現代のビジネス環境は、変化が激しく、先行きが読みにくいVUCA(不確実・不安定・複雑・曖昧)の時代です。
  • 仕事における問題の種類(突発的なトラブル、構造的課題、戦略的課題など)と特徴を理解します。
  • なぜ今、問題解決能力が重要視されるのか、そのメリット(業務効率化、信頼構築、キャリア成長)を明確にします。
  • 自己診断を通じて、自分の問題解決スタイルや強み・弱みを把握します。

❷ 柔軟な思考を養う

  • クリティカルシンキング:思い込みや前提を疑い、事実と意見を切り分ける力。
  • ロジカルシンキング:物事を筋道立てて整理し、因果関係を明確にする力。
  • これらの定義と重要性を理解し、代表的なフレームワーク(ロジックツリー、MECEなど)を学びます。
  • 実践演習を通じて、柔軟かつ論理的な発想を鍛えます。

❸ 具体的な問題解決技法を習得する

  • プロセスの理解:課題設定 → 分析 → 解決策立案 → 実行 → 評価
  • 分析ツール:5W1H、フィッシュボーン図(特性要因図)、パレート図などで原因を特定。
  • 発想法:ブレーンストーミング、KJ法、プラス・マイナス・興味深い点法、SWOT分析などで多角的にアイデアを出す。
  • 実行計画:SMART目標設定法、アクションプラン表、PDCAサイクルで実行と改善を回す。
  • グループワークやケーススタディで、実際のビジネス課題を題材に演習します。

カリキュラム

午前(9:00~12:00)

  1. 問題解決能力が問われる背景
    • 不確実な時代の課題解決の重要性
    • 問題の着眼点(MS=経営満足、CS=顧客満足、ES=従業員満足)
  2. 問題解決とは何か
    • 「あるべき姿」と「現状」のギャップを見極める
    • 「探す問題」と「創る問題」の違い
  3. 問題解決のステップと柔軟性
    • ステップごとのポイント
    • 柔軟な発想を妨げる要因とその克服法
    • 発想力開発トレーニング(視点転換、連想法など)

午後(13:00~17:00)

  1. 多様な問題解決技法の習得
    • 分析系(5W1H、フィッシュボーン図、パレート図)
    • 発想系(ブレスト、KJ法、マインドマップ)
    • 評価系(PMI法、SWOT分析)
  2. 問題解決技法トレーニング
    • 実際のケースを使ったグループ演習
    • 解決策の評価と優先順位づけ
  3. まとめと行動計画
    • 学びの振り返り
    • 明日から実践するためのアクションプラン作成

研修の特徴

  • 実践重視:講義だけでなく、演習・討議・発表を通じて体得します。
  • 多様なツール習得:分析・発想・評価・実行の各フェーズで使えるツールを網羅。
  • 即効性:研修翌日から使える具体的な方法論を提供。

まとめ

問題解決力は、あらゆる職種・業界で求められる普遍的な武器です。 この研修で学ぶのは、単なる知識ではなく、現場で成果を出すための実践的な思考法と行動力。 不確実な時代を生き抜くために、自ら課題を発見し、解決へ導く力を磨きましょう。

研修情報提供元 : 
JMI(株)日本マネジメント協会東部©
株式会社日本マネジメント協会(宮城県仙台市・東京都)|ビジネス研修・セミナー(DiSCディスク、FST、CNOSS) (jmi-e.co.jp)

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