12．【インストラクター養成研修で習得する！自分も他者も成長させるスキル】１日コース

対象：インストラクター候補者
研修の目的
カリキュラム概要
1. 【午前セッション（9:00～12:00）】
2. 【午後セッション（13:00～17:00）】
まとめ

対象：インストラクター候補者

人材育成は、組織の成長と発展に欠かせない要素であり、正しい指導があってこそ社員の能力やモチベーションが高まり、組織全体の競争力向上につながります。
しかし、その実現には、単に知識を伝えるだけではなく、実践的なスキルと的確な判断力を兼ね備えたインストラクターが必要です。
インストラクターとは、特定の分野や業務における技術やノウハウを、受講者に直接指導する専門職のことであり、社内研修の講師としての役割も担います。
指導方法や伝え方ひとつで、受講者が主体的に学び、実践で成果を上げるかどうかが大きく変わるため、その重要性は計り知れません。

本研修では、インストラクターとしての基本的な心構えや必要なスキル、そして効果的な資料作成・講義技法について、具体的な事例と演習を通じて学びます。
本研修への参加者は、これらの知識とスキルを習得することで、指導対象者のモチベーションを引き上げ、実務に直結する教育効果を発揮できるインストラクターへと成長することが期待されます。
また、研修を通じて受講者自身がファシリテーション能力やリーダーシップを発揮し、組織内で積極的に「人づくり」に貢献するための基盤を築いていきます。

研修の目的

❶ 人材育成の意義とインストラクターに求められる心構えの理解

人材育成は、単なる知識伝達だけでなく、組織のビジョンや目標を実現するための「人づくり」活動です。

組織目標達成の原動力: 社員一人ひとりの能力向上とモチベーションの維持は、組織全体の競争力強化と持続的な成長の鍵です。
役割としてのインストラクター: インストラクターは、受講者のニーズやレベルに応じたカリキュラムや教材を作成し、受講者が主体的に学習を進める環境を整えるプロフェッショナルとして、また自らもフィードバックを受けて自己改善するリーダーラーナーとしての姿勢が求められます。

❷ 研修における事前準備と資料作成の重要性の理解

研修の成功は、事前の準備や資料作成に大きく依存します。

一連のプロセス習得: 研修計画の構築から設計、準備、実施、評価、改善に至る一連のプロセスを理解し、実践的な技術を習得します。
明確な情報の伝達: 研修目的や目標、内容、方法、時間配分を正確に明確化し、受講者に事前連絡を行うことで、受講者の興味を引き、理解を深めるための教材（テキスト、ビジュアルなど）の作成方法を学びます。

❸ 効果的な講義を実現する多彩なインストラクションスキルの習得

講義は、単に知識を伝えるだけでなく、受講者の成長を促進する重要なプロセスです。

受講者中心のアプローチ: 話し方、声のトーン、表情などを意識した受講者中心のコミュニケーションが求められます。
双方向の対話技法: 質問や応答を上手に活用し、受講者から話題や問題点を引き出すスキル、さらに具体的な操作や手順をデモンストレーションしながら説明する技法を習得します。
評価とフィードバック: 学習成果を正確に評価し、的確な助言や改善提案を行うフィードバック方法を実践的に学び、受講者の理解度や行動変容を促すスキルを磨きます。

カリキュラム概要

【午前セッション（9:00～12:00）】

人材育成の重要性とインストラクターに求められるマインド
- 組織が目指す「ひとづくり」の意義と、インストラクターとしての責任や心構えを理解する。
- 実際の事例を交えながら、組織内で求められる教育体制や方針の整備について学び、プロフェッショナルとしての基礎を固める。
インストラクションスキル（講義法）の基本
- 研修準備のポイント、レッスンプランの作成方法、効果的な講義の進め方を詳細に解説する。
- インパクトのある話し方、適切な質問の仕方、研修ツール（ビジュアルやデジタル資料）の効果的な使用方法を実例とともに検証する。

【午後セッション（13:00～17:00）】

インストラクション演習―実践と観察評価
- 他の受講者と共に講義を行い、講師からフィードバックを受けるロールプレイ形式の演習を実施。
- 自己評価と他者評価を交えながら、具体的な改善点や実践的なスキル向上策を共有し、実務に直結する指導技法を体得する。
今後の対策とアドバイス
- ビジュアル資料の効果と重要性について、どのようなデザインやレイアウトが受講者にインパクトを与えるかを議論する。
- 他の指導方法―集団討議法やロールプレイング法など―も実践し、講義法以外の多角的な教育手法についても習得する。
質疑応答と総括
- 受講者からの質問に対して講師が丁寧に回答し、全体のまとめと今後の自己改善計画を策定する時間を設ける。

まとめ

本研修は、組織の「ひとづくり」を推進するために不可欠なインストラクターとしての基本スキルと役割意識を徹底的に磨く絶好の機会です。
受講者は、事前準備から講義の実践、さらにはフィードバックを通じた自己改善まで、一連のプロセスを体系的に学ぶことで、受講者自身だけでなく、指導対象者の成長にも大きな影響を与える実践的なスキルを身につけることができます。
質の高い研修の運営は、組織全体の競争力向上と未来の成長に直結するため、ぜひこの機会に本研修を活用し、インストラクターとしてのさらなる飛躍を目指してください。